「税に関する高校生の作文」コンクールで本所税務署長賞を受賞

令和元年度「税に関する高校生の作文」コンクールにおいて、立志舎高校1年 狩野 一桃さんが本所税務署長賞を受賞しました。
11月29日(金)に本所税務署長の室岡 哲也様が来校され表彰が行われました。

受賞した作文

税の役割と払う意義について考えたこと

立志舎高等学校 1年 狩野 一桃

 私は小・中学校のときに税理士の人の特別授業を受けたことがありました。その時から税について考えるようになりました。
 私たちがこの社会で生活する上で私たちは税を払う意義があると思います。税について学ぶ前は消費税が八パーセントになって不満を言っている人を見て、私も勝手に税っていやなものなんだなと思っていました。でも税について学んだ後、消費税が十パーセントになると聞いて、私はむしろ賛成派でした。
 税はよく「会費」と言われます。学校、水道、道路、警察、消防などを私たちはあたり前のように利用しています。これらは全部税があるから利用できているものです。これらを利用するのであれば税は当然払うべきだと思います。「会費」を払わないでサービスを利用することはできません。
 でも十パーセントはさすがに多いという意見を聞くことがあります。私は中学校での税理士さんの特別授業で税のシミュレーションゲームをしたことがあります。ゲームでは六人で一つの班を作りその班を一つの地域に見たて、そしてクラス全体を国に見たてました。国では新しい福祉改革をするために税金が必要だけど今のままでは歳入が足りないという設定でした。私たちはなるべく公平に税をとるために色々な事を考え話し合いをしました。その授業を通して税は平等であるということに私たちは気づきました。消費税は国民全員が平等に払うものです。多いと不満を言っている人は逆にどうしたらいいと思っているのかなと思います。税には払う意義があり、そして税は平等なものだと私は思います。だから私は消費税十パーセントに別に不満は感じません。
 しかし税の役割が正しく機能していなかったらまた別の問題です。税には社会や私たちの暮らしを支える役割があると私は考えています。また税の使い道は正しくあるべきです。また人によって何に税を使ったらいいかは考えが変わってくるものです。税が税として正しく役割を果たせるように、私たち国民は税の使われ方を真剣に一人一人が考えるべきだと思います。そして私も十八歳になったら選挙に必ず参加したいです。
 私たちは社会で生きています。税には社会を支える役割があり、私たちは実際税に支えられているから、税にも税を払うことにも意義があると思います。また税をどのように使うのかは税を払っている私たち国民が積極的に意見し合うといいと思います。
 第一歩として今からニュースを見て、二年後私も選挙に行くときに税についてもっと詳しくなって税を通じて政治にも参加できるようにしたいです。

賞状